～江里 朋子先生からみなさまへ～
飾筥は春の希望に満ちた華やかな雰囲気が出るよう目指しました。
額装は彩色、截金を施した檜の棒とガラスの棒を交互に並べています。見る角度によって見え方が変わり煌く夜空を感じて頂けたらと思います。
えり ともこ
江里 朋子
日本工芸会
その他
- 2011
第58回 日本伝統工芸展 日本工芸会新人賞受賞
- 2019
第27回 伝統工芸諸工芸展 日本工芸会賞受賞
- 2019
第54回 西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞受賞
- 2020
第38回 京都府文化賞 奨励賞受賞
- 2021
第55回 西部伝統工芸展 日本工芸会西部支部長賞受賞
截金は金箔やプラチナ箔を竹で作った刀で細かく截り、筆を使って貼りつなぎ文様を描く技法です。日本では仏像、仏画の加飾荘厳に適した技法として発展、高められてまいりました。私自身も仏像への荘厳に携わりながら、自身の工芸作品にも、この技法を守り伝えてきた先人のこころを大切に受け継ぎ、いまの時代の截金の表現を模索しています。
截金という存在を身近に感じて頂けたら嬉しく思います。また、時間の流れ、見る角度によって変わる截金の輝きも感じて頂けたらと思います。
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