青磁堆磁瓶
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新作
一次販売
展示中
~神農 巌先生からみなさまへ~ 「生命の根源」という制作テーマのもと、水、女性、種子のイメージを作品にこめています。
  • 制作年
    -
  • 作品寸法
    径 12.2cm × 高さ 25.8cm
  • 共箱
  • 素材
    磁器土
  • 技法
    堆磁
  • 作品の状態
    新品、未使用
  • 形式
    現物あり(証明書あり)
  • 真贋判定データ
  • 保管・展示場所
    飛鳥Ⅱ
  • 販売元
    ARTerrace
  • 発送予定日等
    飛鳥Ⅱの帰港後、8月以降順次
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人間国宝
せいじついじへい

青磁堆磁瓶

神農 巌
重要無形文化財「青磁」保持者
陶芸展示中

入札通貨/購入通貨:日本円

価格(税込)
¥
385,000
  • 制作年
    -
  • 作品寸法
    径 12.2cm × 高さ 25.8cm
  • 共箱
  • 素材
    磁器土
  • 技法
    堆磁
  • 作品の状態
    新品、未使用
  • 形式
    現物あり(証明書あり)
  • 真贋判定データ
  • 保管・展示場所
    飛鳥Ⅱ
  • 販売元
    ARTerrace
  • 発送予定日等
    飛鳥Ⅱの帰港後、8月以降順次
しんのう いわお

神農 巌

日本工芸会

陶芸

神農 巌
  • 1994

    京都工芸ビエンナーレ1994展 優秀賞

  • 1996

    第35回日本伝統工芸近畿展 滋賀県教育委員会長賞

  • 2004

    第1回菊池ビエンナーレ優秀賞受賞

  • 2006

    第35回 日本伝統工芸近畿展滋賀県教育委員会教育長賞

  • 2009

    第56回日本伝統工芸展朝日新聞社賞受賞

  • 2011

    第58回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞受賞

  • 2012

    紫綬褒章受章

  • 2012

    大津市文化特別賞受賞

  • 2012

    綾部市篤志者受章

  • 2012

    第7回パラミタ陶芸大賞展大賞受賞

  • 2013

    第23回秀明文化賞受賞

  • 2015

    日本陶磁協会賞受賞

  • 2016

    滋賀県文化賞受賞

  • 2025

    市民栄誉賞(第一号) 京都府綾部市

神農 巌(しんのう・いわお)先生からのメッセージ

 滋賀の地に窯を築き身近な比良の山々や琵琶湖の自然に培われた感性が、私の作品として形を成しているように思います。日々刻々と変化する琵琶湖の、空の青を映して蒼く満々と水を湛えた深い色合いを作品に写し取り表現したいと思っています。


神農巌先生について (重要無形文化財「青磁」保持者)

出典:世界に誇る物語ちゃんねる公式YouTube/【生命の尊さを青磁にこめる「陶芸作家 神農巌 先生」編

 

神農巌先生は、滋賀県琵琶湖西岸を活動拠点とする陶芸作家です。青磁を専門とし、独自の装飾技法「堆磁(ついじ)」を駆使した作品で知られています。

青磁との運命的な出会い

 神農先生が陶芸の道を志したのは、大学時代。経済学を専攻していましたが、物を作ることへの情熱から陶芸倶楽部に入部したことがきっかけでした。土を手にとって触れた瞬間、手の動きとともに形ができていく感覚に魅了されたといいます。 20歳の時、京都国立博物館で開催された「東洋陶磁安宅コレクション」展で、中国宋時代の青磁、高麗青磁、李朝白磁と出会います。「心がガーンと、魂が揺さぶられるような感動だった」と先生。この瞬間、焼き物を天職にしようと決意しました。京都の清水焼の窯元で5年間修業を積んだ先生。その経験は、後の独自技法「堆磁」の誕生につながります。窯元では型成形のセクションで働きながら、素焼きした生地に絵付けをする際に欠けてしまった器を修正する仕事も担当していました。 この修正作業で、同じ生地を泥漿にして筆で塗り重ねていくうちに、「これをずっと続ければどこまで盛り上げられるのだろう」という発想が生まれました。それが、装飾表現の一つとして使えるのではないか。この気づきが、堆磁技法の原点となったのです。

独自技法「堆磁」の確立

堆磁は、神農先生の造語で、「堆積」の堆に「磁器」の磁を組み合わせたもの。磁土を泥漿にして、筆で何回も塗っては乾くのを待ち、塗っては積み重ねていく。20回、30回と繰り返すことで、立体的な線文様や造形を生み出します。 従来の装飾技法との最大の違いは、「装飾と造形の一体化」。鉢の内側から外側へ、なめるように筆を走らせ、内外をつなぐ表現を追求しています。削り出しではできない、口元の薄いところにも盛り上げができる。これが堆磁の大きな特徴です。 ただし、この技法は高度な集中力と忍耐を要します。乾燥が不十分なまま次を重ねると、内部に空気が入ったり剥離したりする恐れがあります。大作では制作に3ヶ月を要することもあり、最後に割れてしまえばすべてが水の泡。灯油を塗って内部の状態を確認しながら、丁寧に作業を進めていきます。

琵琶湖という創作の源泉

 先生が琵琶湖西岸に工房を構えたのは、青磁を追求するため。空の青、その青を映す湖の緑、日の傾きによって変わる青。この場所が持つ雰囲気が、先生の創作のインスピレーション源となっています。 琵琶湖は10万年前から存在する古代湖。そこに満々と水を湛える姿を眺めるうち、「生命の根源」というテーマが生まれました。水、女性、植物の種子——これらはすべて生命の根源。先生の壺の形は女性の子宮をイメージし、そこに施される線文様は水文様であり、DNA螺旋を意識したものでもあります。

青磁の奥深い世界

 青磁の発色は鉄によるもの。しかし、普通に焼けば鉄は茶色になります。青磁の美しい青を出すには、還元焼成という技法が不可欠です。900度から不完全燃焼の炎に変え、CO濃度の高い雰囲気の中で、950度から1150度の間をゆっくりと焼いていく。この間に、鉄の酸化物が変化し、茶色が青へと変わっていきます。 青白磁と緑青では、鉄の調合を変えています。また、釉薬を厚く掛けることで深みのある青を表現。「湖でも浅いところは透明に見えるけれど、深いところは深い緑や青に見える。それと同じで、厚みがある方が深みのあるしっとりとした青になる」と先生は説明します。

終わりなき探求

 「青磁一つとっても、まだまだ自分の思うように表現しきれていない」と語る神農先生。素地を変えたり、造形に挑戦したり、釉肌や釉色の追求は続きます。 そして最終的には、堆磁という装飾表現を超えて、「青磁の色調、釉肌、無文——文様のない形と色だけで人の心を動かせるような作品を作りたい」という思いを抱いています。 「天青」——天の青。空のさまざまな表情、色合いを、神農先生は自らの青磁で表現し続けています。炎の女神が微笑む瞬間、精魂込めた作品が窯から現れる時のワクワク感。我が子が生まれた時のような感動を胸に、琵琶湖のほとりで今日も制作に励んでいます。

 

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