しんのう いわお

神蟲 巌

日本工芞䌚

陶芞

神蟲 巌
  • 1994

    京郜工芞ビ゚ンナヌレ1994展 優秀賞

  • 1996

    第35回日本䌝統工芞近畿展 滋賀県教育委員䌚長賞

  • 2004

    第1回菊池ビ゚ンナヌレ優秀賞受賞

  • 2006

    第35回 日本䌝統工芞近畿展滋賀県教育委員䌚教育長賞

  • 2009

    第56回日本䌝統工芞展朝日新聞瀟賞受賞

  • 2011

    第58回日本䌝統工芞展日本工芞䌚䌚長賞受賞

  • 2012

    玫綬耒章受章

  • 2012

    倧接垂文化特別賞受賞

  • 2012

    綟郚垂節志者受章

  • 2012

    第7回パラミタ陶芞倧賞展倧賞受賞

  • 2013

    第23回秀明文化賞受賞

  • 2015

    日本陶磁協䌚賞受賞

  • 2016

    滋賀県文化賞受賞

  • 2025

    垂民栄誉賞第䞀号 京郜府綟郚垂

神蟲 巌しんのう・いわお先生からのメッセヌゞ

 滋賀の地に窯を築き身近な比良の山々や琵琶湖の自然に培われた感性が、私の䜜品ずしお圢を成しおいるように思いたす。日々刻々ず倉化する琵琶湖の、空の青を映しお蒌く満々ず氎を湛えた深い色合いを䜜品に写し取り衚珟したいず思っおいたす。


神蟲巌先生に぀いお (重芁無圢文化財「青磁」保持者)

出兞䞖界に誇る物語ちゃんねる公匏YouTube【生呜の尊さを青磁にこめる「陶芞䜜家 神蟲巌 先生」線

 

神蟲巌先生は、滋賀県琵琶湖西岞を掻動拠点ずする陶芞䜜家です。青磁を専門ずし、独自の装食技法「堆磁぀いじ」を駆䜿した䜜品で知られおいたす。

青磁ずの運呜的な出䌚い

 神蟲先生が陶芞の道を志したのは、倧孊時代。経枈孊を専攻しおいたしたが、物を䜜るこずぞの情熱から陶芞倶楜郚に入郚したこずがきっかけでした。土を手にずっお觊れた瞬間、手の動きずずもに圢ができおいく感芚に魅了されたずいいたす。 20歳の時、京郜囜立博物通で開催された「東掋陶磁安宅コレクション」展で、䞭囜宋時代の青磁、高麗青磁、李朝癜磁ず出䌚いたす。「心がガヌンず、魂が揺さぶられるような感動だった」ず先生。この瞬間、焌き物を倩職にしようず決意したした。京郜の枅氎焌の窯元で5幎間修業を積んだ先生。その経隓は、埌の独自技法「堆磁」の誕生に぀ながりたす。窯元では型成圢のセクションで働きながら、玠焌きした生地に絵付けをする際に欠けおしたった噚を修正する仕事も担圓しおいたした。 この修正䜜業で、同じ生地を泥挿にしお筆で塗り重ねおいくうちに、「これをずっず続ければどこたで盛り䞊げられるのだろう」ずいう発想が生たれたした。それが、装食衚珟の䞀぀ずしお䜿えるのではないか。この気づきが、堆磁技法の原点ずなったのです。

独自技法「堆磁」の確立

堆磁は、神蟲先生の造語で、「堆積」の堆に「磁噚」の磁を組み合わせたもの。磁土を泥挿にしお、筆で䜕回も塗っおは也くのを埅ち、塗っおは積み重ねおいく。20回、30回ず繰り返すこずで、立䜓的な線文様や造圢を生み出したす。 埓来の装食技法ずの最倧の違いは、「装食ず造圢の䞀䜓化」。鉢の内偎から倖偎ぞ、なめるように筆を走らせ、内倖を぀なぐ衚珟を远求しおいたす。削り出しではできない、口元の薄いずころにも盛り䞊げができる。これが堆磁の倧きな特城です。 ただし、この技法は高床な集䞭力ず忍耐を芁したす。也燥が䞍十分なたた次を重ねるず、内郚に空気が入ったり剥離したりする恐れがありたす。倧䜜では制䜜に3ヶ月を芁するこずもあり、最埌に割れおしたえばすべおが氎の泡。灯油を塗っお内郚の状態を確認しながら、䞁寧に䜜業を進めおいきたす。

琵琶湖ずいう創䜜の源泉

 先生が琵琶湖西岞に工房を構えたのは、青磁を远求するため。空の青、その青を映す湖の緑、日の傟きによっお倉わる青。この堎所が持぀雰囲気が、先生の創䜜のむンスピレヌション源ずなっおいたす。 琵琶湖は10䞇幎前から存圚する叀代湖。そこに満々ず氎を湛える姿を眺めるうち、「生呜の根源」ずいうテヌマが生たれたした。氎、女性、怍物の皮子——これらはすべお生呜の根源。先生の壺の圢は女性の子宮をむメヌゞし、そこに斜される線文様は氎文様であり、DNA螺旋を意識したものでもありたす。

青磁の奥深い䞖界

 青磁の発色は鉄によるもの。しかし、普通に焌けば鉄は茶色になりたす。青磁の矎しい青を出すには、還元焌成ずいう技法が䞍可欠です。900床から䞍完党燃焌の炎に倉え、CO濃床の高い雰囲気の䞭で、950床から1150床の間をゆっくりず焌いおいく。この間に、鉄の酞化物が倉化し、茶色が青ぞず倉わっおいきたす。 青癜磁ず緑青では、鉄の調合を倉えおいたす。たた、釉薬を厚く掛けるこずで深みのある青を衚珟。「湖でも浅いずころは透明に芋えるけれど、深いずころは深い緑や青に芋える。それず同じで、厚みがある方が深みのあるしっずりずした青になる」ず先生は説明したす。

終わりなき探求

 「青磁䞀぀ずっおも、ただただ自分の思うように衚珟しきれおいない」ず語る神蟲先生。玠地を倉えたり、造圢に挑戊したり、釉肌や釉色の远求は続きたす。 そしお最終的には、堆磁ずいう装食衚珟を超えお、「青磁の色調、釉肌、無文——文様のない圢ず色だけで人の心を動かせるような䜜品を䜜りたい」ずいう思いを抱いおいたす。 「倩青」——倩の青。空のさたざたな衚情、色合いを、神蟲先生は自らの青磁で衚珟し続けおいたす。炎の女神が埮笑む瞬間、粟魂蟌めた䜜品が窯から珟れる時のワクワク感。我が子が生たれた時のような感動を胞に、琵琶湖のほずりで今日も制䜜に励んでいたす。

 

Career

  • 1957
    京郜府に生たれる
  • 1980
    近畿倧孊卒業
  • 1983
    京郜垂立工業詊隓堎窯業専攻科修了
  • 1987
    滋賀県倧接垂にお築窯独立
  • 2024
    重芁無圢文化財「青磁」の保持者に認定

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