株式会社ARTerraceは、2025年就航予定の豪華クルーズ客船「飛鳥III」のアート公募展における「ARTerrace賞」の受賞作品として、島田晶夫氏の「蓮 〜紅白〜」を選出したことを発表いたします。この作品は、飛鳥Ⅲの客室フロア通路またはラウンジ内にて約2年間常設展示され、乗船されたお客様にご覧いただける予定です。
【受賞作品概要】
受賞作品名：「蓮 〜紅白〜」
作家名：島田 晶夫
【作家コメント】
木象嵌とは「木」を象（かたど）り、嵌（は）める木工芸です。ベースとなる木を図案となる形に切り抜き、そこに違う木をぴったり嵌め込んでゆく、その緻密な作業を繰り返し一枚の絵に仕立ててゆきます。自然の木の色と木目だけを使い、「木」が本来持つ味わいを表現できるよう工夫しながら「木の美しさ」を追求して制作しています。※着色は一切していません
【選定理由】
「蓮 〜紅白〜」は、木の自然な風合いや木目の美しさを引き出し、日本人が持つ自然との共生の精神を感じさせる作品です。また、優れた日本の伝統工芸技術と職人の繊細な手仕事の粋を伺うことができます。ARTerraceが掲げる「海を越え、時代を超え、日本文化を紡ぐ」という理念に深く共鳴するものがあり、乗船者の皆様に日本の伝統美と木のぬくもりを感じていただけることを期待し、この作品を選定いたしました。
【副賞について】
「ARTerrace賞」の副賞として、作家の島田氏には賞金10万円が贈られます。
株式会社ARTerraceは、今後も日本文化とアートを国内外に発信し、世代や地域を超えた文化交流を促進する取り組みに積極的に参画してまいります。また、飛鳥Ⅲのアート公募展を通じて、より多くの人々に日本の優れた工芸技術とその伝統の美しさを体験いただけるよう努めてまいります。
