伝統工芸とは?―日本の工芸7分野を解説

暮らしのなかで生まれ、受け継がれてきた技術と材料。 日本の風土と生活文化のなかで磨かれてきた「美しいもの」を、分野と技法からたどります。

伝統工芸とは?意味・種類・日本の工芸分野をわかりやすく解説 日本の風土と生活文化のなかで生まれ、磨かれてきた工芸。受け継がれてきた材料、技術の意味や分野、代表的な技法からご紹介します。 「伝統工芸」という言葉から、陶磁器や漆器、染織品などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。日本には陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形など、多様な工芸の分野があります。 また、一般に使われる「伝統工芸」と、「美術工芸」、経済産業大臣が法律に基づいて指定する「伝統的工芸品」は、重なる部分もある一方、それぞれ同じ概念ではありません。 この記事では、日本の伝統工芸について、その成り立ちから主な分野・技法、さらに人間国宝や日本伝統工芸展との関係まで紹介します。

暮らしの道具から、「美しいもの」へ

私たちは、暮らしに必要なものを自分たちの手でつくり出してきました。食事をするための器であったり、収納する箱であったり、身にまとう衣服であったりする様々な「もの」。やがて私たちは、ただ使うための「もの」ではなく、暮らしに彩りを添える「美しいもの」を生み出すようになります。

その「美しいもの」をつくることは、日本の風土と生活文化に育まれて現代にまでずっと続いています。それぞれの時代の感性に磨き上げられつつ、昔からの技術と材料でつくられる「美しいもの」は、現在「伝統工芸」と呼ばれています。

『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P.3  公式パートナー:日本工芸会

ARTerraceでは、過去から受け継がれ、時代とともに磨き上げられてきた日本の美しい伝統工芸作品を、世界へ、そして次世代へつないでいくお役に立てればと考えています。

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伝統工芸の分野

漆芸の制作工程漆芸

蒔絵、螺鈿、沈金、蒟醤、彫漆、平文、卵殻、漆絵、鎌倉彫 など

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技法名から知る

染織 染物/織物  など
※上記解説はすべて、公益社団法人日本工芸会による公式情報です。

よくある質問

Q. 伝統工芸とは簡単にいうと何ですか?

伝統工芸とは、それぞれの地域で受け継がれている伝統的な技法と素材を用いて、人の手によって作られる美しい道具のこと、またそこに込められた技のことです。色や形などの意匠ではなく、材料、作り方と技巧が重要視されます。「工芸」という言葉が用いられるようになったのは、明治時代からだと言われています。

ARTerraceが主に取り扱うのは「美術工芸」とよばれるジャンルです。こちらは特に、絵画や彫刻のような美術品を含めた「文化財」としての価値を持つ工芸を指します。

 

Q. 「伝統工芸」と「伝統的工芸品」は同じですか?

同じではありません。「伝統的工芸品」は法律に基づき、一定の要件を満たした工芸品を経済産業大臣が指定する制度です。(経済産業省)

 

Q. 伝統工芸は何年以上続けば伝統工芸になりますか?

「伝統工芸」という言葉全般について、一律に「何年以上」と定める単一の基準があるわけではありません。一方、法令上の「伝統的工芸品」には、伝統的な技術・技法や原材料などについて指定要件があります。したがって、一般的な「伝統工芸」と公的な指定制度は分けて考える必要があります。(経済産業省)

 

Q. 日本の工芸にはどんな種類がありますか?

分類方法はいくつかありますが、日本工芸会では陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7つの専門分野を設けています。(日本工芸会)

 

Q. 人間国宝とは何ですか?

重要無形文化財に指定された「わざ」を高度に体得・体現し、各個認定された保持者について一般に使われる呼称です。(文化庁)

 

Q. 日本伝統工芸展とは何ですか?

1954年から毎年開催されている、日本の伝統工芸の保護と育成を目的とする公募展です。現在は陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門があります。(日本工芸会)

伝統工芸を知ることは、技法や素材だけでなく

各工芸がどのような暮らしから生まれ、受け継がれ、技術革新が行われてきたかを知ることでもあります。

 ARTerraceでは、作家への取材や日本工芸会との連携協定を通じ、

主に日本の美術工芸の「現在」を紹介してまいります。

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ARTerraceは、日本工芸会との連携協定を締結しています。