木工芸とは |
日本は気候や風士にめぐまれて、いろいろな種類の木が各地で生育しています。それらの木々を使ってはるか昔から優れた木の器や、箱等がつくられてきました。
木目の美しさをいかし、人々の生活に役立つものをつくるのが木工芸です。そのためには作品をつくるための木を選ぶことがとても大事です。
木工芸の制作工程 |
①木を選ぶ
②板を組み合わせる/くり抜く/ろくろを使う/板を曲げる
③仕上げて完成
使用する木材 |
「銘木」と呼ばれる何百年と育った大きな木や、特別に珍しい木目の木、「神代木」と呼ばれる長い間士の中に埋もれていた木、外国から運ばれてきた珍しい木を使うこともあります。木材は割れやゆがみが出ないように十分乾燥させてから使います。
制作で使用する道具 |
木材を切るためのノコギリや、表面を削って平らでなめらかにするカンナ、模様を彫る彫刻ノミや彫刻刀、そして穴を彫るノミなどの道具を使います。
木工芸の分類 |
木工芸の作品は木材の加工方法の違いなどで分類されます。
<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P.46,47>
【関連リンク】国指定文化財等データベース(文化庁)