練上げについて

様々な色の粘土を積み重ねたり貼り合わせて制作する技法です。断面の模様が器の表面に現れるようにします。

練上げとは

練上げの作品は、様々な色の粘土を積み重ねたり貼り合わせて制作します。粘土の組み合わせ方によっていろいろな模様をつくることができ、断面の模様が器の表面に現れるようにします。
色のついた粘土は含まれる成分が違うので、割れたり剥がれたりしないように注意が必要です。できあがった作品の内側と外側は同じような模様になります。

練上げの作品いろいろ ARTerrace

練上げの制作工程

①薄く切った青と白の粘土を交互に重ねます

②厚さを合わせて切ります

③大きな円柱になるように組み上げていきます

④大きな円柱の断面に模様ができます

⑤皿に必要な厚みに切ります

⑥型にのせて皿の丸みをつけます

⑦形を整えて素焼します

⑧透明になる釉薬をかけて本焼をして完成

 

練り上げの工程:①薄く切った青と白の粘土を交互に重ねます  ②厚さを合わせて切ります  ③大きな円柱になるように組み上げていきます  ④大きな円柱の断面に模様ができます  ⑤皿に必要な厚みに切ります  ⑥型にのせて皿の丸みをつけます  ⑦形を整えて素焼します  ⑧透明になる釉薬をかけて本焼をして完成

 

 

 

<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P15>