「日本工芸は、海外でどう読まれるか」連載のお知らせ

2026年7月14日
お知らせ

連載をはじめます ──「日本工芸は、海外でどう読まれるか」。

kintsugiwabi-sabiurushi。 いま、「工芸」を表す言葉は、国境を越え遠くまで旅をしています。壊れたものを受け入れる哲学として、あるいは不完全さの美学として。世界の人々が自らの生き方に重ねあわせ、これらの言葉を語っています。
私たちは今回、海外のSNS上に溢れる工芸をめぐる約8万件のテキストデータを抽出・分析しました。膨大なデータベースを紐解くなかで浮かび上がってきたのは、概念的な賛辞の裏側にある、当たり前だけれどとても大切な、もうひとつの声。
「実際に手にして、はじめてわかることがある」
漆の柔らかな艶に目を奪われた人。エポキシ樹脂による金継ぎ"風"と本物の金継ぎの決定的な違いに気づいた人。時とともに深まっていく「藍色」の経年変化を知った人。
海外の受け手たちのリアルな言葉を手がかりに、ともすれば概念として消費されがちな工芸を、全11回にわたり静かに見つめ直していきます。
第1回は「手にして、はじめてわかること」。 最も成功した「kogei」ともいえる、一本の「漆塗りの万年筆」をめぐる対話から始まります。
 
 
日本の工芸を新たな角度から見つめ直すひとときに、どうぞお付き合いください。