
張抜人形とは |
張抜人形には、内張りと外張りの二種類の作り方があります。内張りの方法は、まず粘土で形をつくり、石膏で型をとります。型の内側に和紙を貼り重ねて、乾いたら型から抜き取り、桐塑などで更に形を整えます。その上に胡粉を塗り、絵の具で色をつけたり布や和紙を貼って仕上げます。右の作品はこの方法でつくられています。また、外張りは木型の外側に紙を貼り重ねてつくります。頭に触ると首が動く虎の人形や、ダルマ人形などが知られています。

陶胎人形とは |
陶芸で使う粘土で形をつくり、窯で焼く焼きものの人形です。まず、粘土で形をつくり、半分に割って1センチ程度の厚みを残して中身を取り出します。2つを元の形に戻して整え、よく乾かして窯で焼きます。素焼の上に彩色して仕上げたり、細工をしてさらに高温で焼く方法もあります。石膏で型をとれば、同じ形の人形をつくることができます。

<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P.58>