挽物について

挽物とは、ろくろで回転させた木に刃物をあてて作る技法です。円形の盆や鉢・椀などの作品をに向いています。

伝統工芸:挽物について

 

挽物とは

 ろくろで回転させた木に刃物をあてて形をつくります。円形の盆や鉢・椀などの作品をつくるのに向いている方法です。刃物のあて方や角度でいろいろな形に成形できます。ろくろを一定の速さで回すことにより安定した形をつくり出すことができます。

 

挽物の作品画像

挽物の制作工程

①フタと身それぞれをだいたいの形に削って数年乾かします

②ろくろに取り付けて刀をあてて削ります

③なめらかになるように表面を磨きます

④仕上げに漆を塗って完成

挽物の制作工程   ①フタと身それぞれをだいたいの形に削って数年乾かします  ②ろくろに取り付けて刀をあてて削ります  ③なめらかになるように表面を磨きます  ④仕上げに漆を塗って完成

 

 

<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P49>