象嵌とは |
象嵌とは器の表面を駆り、その彫った部分に色の違う粘土を嵌めこんで模様をつけます。粘土を嵌めこんだ後、釉薬をかけて本焼するとできあがります。
象嵌はもともと金工や木工芸でよく使われる技法であり、器の表面に模様を描くのとは違い、粘土そのものの色なので、模様にメリハリがうまれます。
象嵌の制作工程 |
①粘土の表面に模様を膨ります
②彫った部分に色の違う粘土を埋め込みます
③余分なところを削って素焼します
④何種類かの釉薬をかけて本焼して完成
<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P15>