青白磁について

青白磁は、白い石を原料とした磁器土からつくられています。素焼した器に焼くと透明になる釉薬をかけてつくり器の白さを活かしたものを白磁といい、鉄分をふくんだ土に焼くと青緑色になる釉薬をかけてできたものを青磁(青瓷)といいます。

伝統的工芸技法 青白磁

青白磁とは 

青白磁は、白い石を原料とした磁器土からつくられています。素焼した器に、焼くと青味の出る鉄分を少し含んだ釉薬をかけて焼いた作品のことで、中国で焼かれたものが始まりです。
焼くと透明になる釉薬をかけてつくり、器の白さを活かしたものを白磁といいます。鉄分をふくんだ土に、焼くと青緑色になる釉薬をかけてできたものを青磁(青瓷)といいます。
器に刻まれた模様の部分に溶けた青色の釉薬がたまって美しい水たまりのようになります。青白磁の難しさは、釉薬をとても厚く塗るため、焼いている間に器に負担がかかり、割れやすいところです。

 

青白磁の制作工程

①器に模様をつけて素焼します

②釉薬を模様がかくれる位厚く塗ります

③本焼をして青味が出たら完成

④青味が強く出た模様の部分

 

 

<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P15>