鉄絵について

陶芸の基本用語で、焼くことによって絵の具にふくまれている鉄分の色が変わることを利用した絵のつくりかたを指します。酸化鉄(さびた鉄)を含む絵の具で模様を描き、焼くと透明になる釉薬をかけて本焼をします。

伝統的工芸技法 鉄絵とは></p>
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鉄絵とは

陶芸の基本となるつくりかたを指します。酸化鉄(さびた鉄)を含む絵の具で模様を描き、焼くと透明になる釉薬をかけて本焼をします。焼くことによって絵の具にふくまれている鉄分の色が変わることを利用しています。
筆で描いた模様がそのまま表現され、窯の温度や絵の具の成分の調節によって元々の赤黒いさびの色から黄褐色から黒色まで変化させることができます。

伝統的工芸技法 鉄絵

鉄絵の制作工程

①素焼した器を使用

②絵の具で模様を描く

③焼くと透明になる釉薬をかける(焼く前はまっ白)

④本焼をして完成(赤色の部分は銅を使用)

伝統的工芸技法 鉄絵

 

<出典:『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部編/芸艸堂刊 P12>